圧縮空気のエネルギー消費は、本質的には「気体を目標圧力まで圧縮する」という行為そのものから来ます。単段圧縮では、全体の圧力比を一度に一対のロータへかけるため、圧縮過程の温度上昇が速く、単段の圧力比が高く、ロータ間の気体の逆流(内部漏れ)も増え、効率が制限されます。出力が大きいほど、この問題は顕著になります。
ESSENCE FPM+-T 二段圧縮油冷永久磁石インバータ式スクリューエアコンプレッサーは、この問題を「分割圧縮」の考え方で解決します。FPM+55A/W-*T、FPM+75A/W-*T、FPM+90A/W-*T の三機種をカバーし、出力は 55~90kW、使用圧力は 0.7~1.25MPa、吐出空気量は 3.76~20.80m³/min で、永久磁石インバータ起動とカップリング駆動を採用しています。
いわゆる二段圧縮とは、空気の圧縮過程を二段に分けて行い、二段の間で冷却する方式です。その利点は三点に整理できます。
言い換えれば、二段圧縮は「工程を一つ増やす」のではなく、より穏やかな方法で同じことを成し遂げるものであり、もともと高温と逆流のなかで失われていた効率の一部を取り戻します。
FPM+-T は永久磁石インバータ起動を採用し、油冷設計を備えています。永久磁石モーターは温度に比較的敏感で、長期間高温環境に置かれると、効率と信頼性の両方が影響を受ける可能性があります。油冷の役割は、モーターの温度上昇を妥当な範囲に抑え、永久磁石駆動の利点を長時間の連続運転で安定して発揮させることです。
インバータ調整と組み合わせることで、機組の回転数は空気使用量に応じて変化します。使用量が少ないときは回転数が下がりエネルギー消費も下がり、使用量が多いときは回転数が上がり空気量が追いつきます。 定速機の「ロード/アンロード」方式における無負荷の無駄を避けます。
小型機組とは異なり、55kW 以上の機種は設置段階で事前の計画が必要です。FPM+-T の三機種の正味重量はそれぞれ 2350kg、2520kg、2950kg、外形寸法(長さ×幅×高さ)はそれぞれ 2250×1344×1694mm、2250×1344×1694mm、2300×1450×1750mm です。
これは、基礎の耐荷重、搬入経路、吊り上げ条件を調達前に確認する必要があることを意味します。三機種の設置面積は近いものの、90kW 機種は長さ、幅、高さ、重量のいずれもやや増えるため、配置方案はシリーズの最小値ではなく実際の型番で計算すべきです。性能とは無関係に見えるこれらの細部が、まさに設備を円滑に据え付けられるかどうかの鍵になります。
FPM+-T の出力点は 55、75、90kW の三等級で、型番はそれぞれ FPM+55A/W-*T、FPM+75A/W-*T、FPM+90A/W-*T です。0.8MPa を例にとると、三機種に対応する吐出空気量は順に 4.80~12.00、6.60~16.50、8.00~20.00 m³/min で、隣り合う等級の間隔は比較的均等です。
この「少なく、正確」な機種構成は、明確な目標工况に対応します。出力が 55~90kW に集中しているのは、まさに多くの中型工場のコンプレッサーステーションの主機出力帯です。 長い型番リストを広げるより、この区間で各出力点をしっかり作り込むほうがよく、これも二段圧縮機種に共通する製品の考え方です。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 使用圧力 | 0.7 ~ 1.25 MPa |
| 吐出空気量 | 3.76 ~ 20.80 m³/min |
| 出力範囲 | 55 ~ 90 kW |
| 機種の出力点 | 55 / 75 / 90 kW |
| 圧縮方式 | 二段圧縮 |
| 起動方式 | 永久磁石インバータ起動 |
| 電圧 / 周波数 | 220/380/415/440V、50/60Hz |
| 駆動方式 | カップリング駆動 |
| アフタークーラー出口温度 | ≤ 周囲温度 + 15°C |
| 空気出口 | G2 / 方形フランジ DN80 |
| 外形寸法 | 2250×1344×1694 ~ 2300×1450×1750 mm |
| 正味重量 | 2350 ~ 2950 kg |
90kW 機種を例にとると、0.7MPa では吐出空気量が 8.32~20.80m³/min、0.8MPa では 8.00~20.00m³/min、1.0MPa では 6.76~16.90m³/min、1.25MPa では 5.84~14.60m³/min です。圧力の上昇に伴う空気量の低下は依然として存在し、選定の論理は単段機種と同じです。まず圧力を決め、次に空気量を決める。
二段圧縮の価値は、仕様表に一行増えることではなく、圧縮の原理そのものからエネルギー損失を減らす点にあります。55~90kW のこの等級で、年間を通じて連続運転する中大型機組にとって、この「源から節約する」効率は、後から行うどんな補救措置よりも直接的です。
この種の長期連続運転する設備にとって、節約した一キロワット時ごとが時間のなかで積み重なり、無視できない差になります。これも、選定時に原理をはっきり見ておく価値がある理由です。
| FPM+-T 機種 | FPM+55A/W-*T FPM+75A/W-*T FPM+90A/W-*T |
|---|---|
| 吐出空気量 | 0.7MPa m3/min 5.12~12.80 7.00~17.50 8.32~20.80 |
| 0.8MPa | m3/min 4.80~12.00 6.60~16.50 8.00~20.00 |
| 1.0MPa | m3/min 4.28~10.70 5.84~14.60 6.76~16.90 |
| 1.25MPa | m3/min 3.76~9.40 5.16~12.90 5.84~14.60 |
| 電力 | kW 55 75 90 |
| 始動方式 | 方式 永久磁石インバータ始動 |
| 電圧/周波数 | V/Hz 220/380/415/440V、50/60Hz |
| 後部冷却器出口温度 | ℃ ≤ 環境温度+15 ℃ |
| 駆動方式 | カップリング駆動 |
| 空気出口 | in. G2 G2 角フランジDN80 |
| 長さ | mm 2250 2250 2300 |
| 幅 | mm 1344 1344 1450 |
| 高さ | mm 1694 1694 1750 |
| 正味重量 | kg 2350 2520 2950 |
| 使用圧力 | 0.7~1.25 MPa 吐出空気量:3.76~20.80 m³/min 出力範囲:55~90 kW |
| 使用圧力 | 0.7~1.25 MPa |
| 吐出空気量 | 3.76~20.80 m³/min |
| 出力範囲 | 55~90 kW |




